今から一年以上前、手に謎の湿疹ができて、とても苦しみました。
指にプツプツと水疱状の湿疹が次々とできる。尋常じゃなく痒い。
湿疹がつながって、大きな水泡になる。
水泡が潰れると、皮膚に大きな穴があいて、とても痛い。
水気に触れると痛くて、料理や入浴が難しくなる。
やっと治ってきっと思ったら、また新しい湿疹が皮膚の下からプツプツと出てくる。
だんだんと湿疹の範囲が広がって、手がボロボロになる・・その繰り返し。
色々と調べて、原因不明のこの症状がおそらく「汗疱」と言われる異汗性湿疹だということを知りました。
皮膚科でも治らず、自分で一年以上、試行錯誤した結果、今は、時々小さな湿疹が出るだけで、ほとんど気にならないくらいに治ってきました。
色々と試して、少しずつ改善していったので、結局原因が何だったのか、はっきりとはわからないままです。
それでも、何かの参考になればと、私の体験談をまとめておこうと思います。
(私も、ネットでの情報収集には、かなり助けられました。)
目次
私の汗疱の症状と経過
ひどい症状が出る前から、時々、指の間に小さい水疱状の湿疹がひとつだけポツっとできることがありました。
何だろう?と思っていると自然と消えるので、あまり気にしていませんでした。
ところが、一昨年の梅雨の時期に、同じ水疱状の湿疹が、左手の人差し指だけに大量に発生!
そして、強烈な痒みが襲ってきました。
指一本だけでも、あまりに痒くて、夜中も目が覚めて、氷水で冷やして感覚を麻痺させなければ眠れないほど。
そして、左手の人差し指だけに治まっていた湿疹が、数ヶ月後には、両方の手のひらや他の指にも現れ出しました。
痒くてたまらないし、水疱が破れて皮膚に穴が空くと、少しの刺激でとても痛いので、手がまともに使えません。
家事や入浴など、日常生活にも支障をきたすようになりました。
このままもっとひどくなったら、どうなってしまうんだろう、と不安になり始めました。
皮膚科も回ったものの。。
皮膚科には、3軒ほど行きました。
皮膚の一部をとって、顕微鏡で見てもらいましたが、カビやウィルスなどの感染性のものではないようです。アレルギーのような、自分の免疫が原因で、体の中から発生しているものらしい。
けれど、どの皮膚科でも、それ以上の情報は得られず、「主婦湿疹ですね。」「原因不明です。」「対処療法しかありません。」「これは一度なったら、なかなか治りません。」「ステロイドを塗ってください」と同じ回答でした。
言われた通り、ステロイドをしばらく塗ってみましたが、一時的に痒みは治まるものの、すぐに範囲が広がって新しい湿疹ができてくる。
とりあえず痒みを止める対処療法だけで、根本的な解決にはなっていないと思いました。ステロイドを塗り続けたら、皮膚が薄く弱くなるなど、副作用や依存性も気になります。
これはもう自分で治すしかない!と皮膚科にそれ以上通うのは止めました。
原因は何?
症状が出ているからには、体のどこかに原因があるはずです。
自分で推測して、原因と思われるものを、ひとつひとつ潰していくしかありません。
まずはネットで情報収集してみました。
色んな方がブログなどで、経験談を紹介してくれています。
この病気は、人によって色々な原因があるようで、効果がある方法も人それぞれのようです。
原因として考えられること。
原因としてあげられていたものには、
- 食生活
- シャンプー、合成洗剤、農薬などの刺激
- ビオチン不足
- 金属アレルギー
- 扁桃炎など感染源がある
「ジャンクフードばかり食べていた人が、玄米菜食にしたら、治った」と言うひともいれば、お米など特定の食品を食べるのをやめたら治った、という人もいるようです。
美容師さんがシャンプーやカラーリング剤の刺激で手湿疹に苦しんだという話や、スーパーで働く人が、野菜についている農薬で、ひどい手湿疹になった、など。
他にも、日々の家事で使う洗剤や、合成シャンプーなどで、皮膚が弱くなって発症することがあるようです。
Now Foods, ビオチン、1000 mcg、100カプセル¥533(2018.7.8現在)
汗疱と似た症状で、膿をもった湿疹が手のひらに出る、「掌蹠膿疱症」という病気があります。この病気は、ビオチン(ビタミンH)のサプリメントを飲むことで、劇的に良くなるらしく、専門で治療している病院もあります。
掌蹠膿疱症でなくても、汗疱の人が、ビオチンのサプリメントを飲み続けることで、湿疹がが出なくなった、という体験談もありました。
金属アレルギーが原因で、手などに謎の湿疹が出ることもあるようです。
歯科治療に使われる金属(銀歯)や、食品から体に取り込まれたの金属が、汗として排出され、それにアレルギー反応を起こしている場合があるらしい。
銀歯や、歯の矯正器具を取り除いたら、湿疹が治ったという例がいくつか見られました。
扁桃腺が慢性的にウィルスに犯されている、慢性扁桃炎など、体のどこかに感染源がある場合、それが原因となって、手湿疹が発生する場合もあるようです。
慢性扁桃炎のために、扁桃腺を手術で取り除いたら、手湿疹も治ったという体験談を書いている人もいました。
皮膚は排出機関なので、何らかの原因で起きている体内の不調和が、手の湿疹となって現れている、と思われます。なので、人によって、その原因も様々。
それが、原因不明といわれてしまう所以でしょう。
私の場合は、何が原因?
私の場合は、何が原因で手湿疹が発生しているのでしょう?
食生活にはかなり気をつけているし、ここ何年も石鹸シャンプーしか使わない生活。家事も手袋をつけて行っています。この辺りは、あまり当てはまりません。
一番、怪しい、と思ったのは、金属アレルギー。
もう10年ほど前ですが、若気の至りで、耳にピアスを開けたとき、金属アレルギーで、ピアスの穴がただれて、うまく穴が定着しなかったことがありました。
そして、1年ほど前、上の歯の親知らず2本が虫歯になり、抜歯するか迷った挙句、大きめの金属の被せ物をつけていました。
もしかしたら、それらがきっかけとなって、体の中でアレルギー症状が起きているのかもしれません。
ここまで、私の経験した汗疱状湿疹の症状や、考えられる原因について書いてみました。
次回は、私が自分なりに試して、効果があったと思われることを、まとめていきたいと思います。
(これは、あくまで、私個人の体験談です。病気の原因や治療法はそれぞれ違うので、お医者様に相談して、治療してくださいね。)