汗疱治療

〜ビオチン治療〜私の汗疱治療記No.3

手汗・手湿疹

指や手のひらに、原因不明の水泡状湿疹が次々とできる、「汗疱」と呼ばれる手湿疹。

病院では原因不明と言われますが、自分なりに原因を探って、今はほとんど気にならないくらいに治りました。

前回は、金属アレルギーについて書きました。

今回は、ビオチンのサプリメントを飲む、ビオチン療法について書きたいと思います。

あくまで個人の体験なので、参考程度にお読みくださいね。

試したことその③〜ビオチン療法〜

汗疱とは違いますが、同じ異汗性湿疹で、「掌蹠膿疱症」という病気があります。

手のひらや、足の裏に、膿をもった発疹が多数繰り返しできたりする他、骨にも、痛みを伴う変化が起きる症状があります。

長らく、原因不明の難病とされていましたが、ビタミンBの一種であるビオチンの大量服用で、多くの患者が完治することを発見したお医者さんがいます。

私も一番ひどい時には、指だけではなく、手のひらにも湿疹が現れ始めていました。
もしかしたら、掌蹠膿疱症の可能性もあるかもしれないと思い、ビオチン療法についても学んでみました。

掌蹠膿疱症は、何らかの理由により、腸内細菌の構成に異常があって、ビオチン(ビタミンH)が不足することに原因があるらしいです。

ビオチン欠乏から、免疫機能が異常を起こし、白血球が外からの異物を排除するために作る抗体が過剰に作られて、手のひらや足裏など皮膚の分厚い部位に付着することにより、湿疹が発生するそうです。

ビオチンは、糖やアミノ酸などの代謝・免疫系に大きく関わっているため。

私が気にしている金属アレルギーや、扁桃腺の異常は、この病気には関係ないと書かれています。

それでも、自分に起きている湿疹と、掌蹠膿疱症の発生メカニズムには、何か共通点があるような気もしました。

ビオチンは、水溶性のビタミンで、特に副作用は無さそうなので、藁にもすがる思いで、ビオチン療法も試してみることにしました。

ビオチン療法のやり方

ビオチン療法は、市販のサプリメントを服用するだけなので、簡単に行うことができます。

とはいえ、サプリメントの服用は自己責任で、お医者様とよく相談の上、行ってくださいね!

必要なのは、以下のサプリメントです。

ビオチン

ビオチンは、ビタミンB群に属する水溶性のビタミン。ビタミンHとも呼ばれます。
糖代謝、脂肪酸代謝、アミノ酸代謝の補酵素として働くほか、皮膚や粘膜、爪、髪の健康に深く関わりのあるビタミンです。

サプリメントで、不足しているビオチンを補います。

ビタミンC

ビタミンCを一緒に摂る理由は、ビタミンCに含まれているアスコルビン酸が、ビオチンの産生に作用しているからだそうです。

ミヤリサン

ミヤリサン酪酸菌(宮入菌)が含まれている整腸剤です。

酪酸菌は、腸内環境のバランスを整えるプロバイオティクスで、乳酸菌・ビフィズス菌に次ぐ第三の善玉菌とも言われます。
芽胞と呼ばれるバリアを持っていて、乳酸菌やビフィズス菌と違って、胃酸を通過して、腸内で活躍することができます。

腸内の悪玉菌がビオチンを食べてしまいますが、善玉菌である酪酸菌が悪玉菌の繁殖を防いで、ビオチンを保護するそうです。

どのくらいの量を摂ればいいの?

ビオチン療法を紹介しているサイトによって、量は様々ですが、概ねこの量だと思います。

1回分(1日3回)
ビオチン・・5mg
ビタミンC・・300~400mg
ミヤリサン・・3錠

これが1回分の量。これを朝昼晩1日3回服用します。

ビオチンとビタミンCは水溶性のビタミンなので、こまめに摂取した方が効果的だからです。

上記で紹介したサプリメントなら、
ビオチン1錠・ビタミンC1錠・ミヤリサン3錠、が1回の量です。これを1日3回。

私が感じたビオチン療法の効果

前回の記事で書いたように、私の場合、ビオチン以外にも、金属アレルギー対策など同時に試していたので、ビオチンだけでどのくらいの効果があったかはわかりません。

ただ、ビオチンを飲み始める前が一番湿疹がひどく、両手の指すべてと、ついには手のひらにまで湿疹が出始めていました。

それが、ビオチンを飲んですぐに、手のひらに出ていた湿疹が消えたのです。

指の湿疹が消えるにはもっと時間がかかりましたが、私はビオチンがある程度の効果を発揮したように感じています。

私は食事には気をつけていて、タバコも吸いません。

なので、私の場合、腸内環境の悪化によるビオチン不足が湿疹の原因ではないと思います。

ただ、例えば金属アレルギーが、私の湿疹の原因だったとしても、それは一種の免疫異常なので、免疫に関係のあるビオチンで症状が緩和されてもおかしくないのでは?と推測しています。

症状が良くなってきてからは、飲む量を減らして、今は1日にビオチン10mg、ビタミンC1000mgを健康のために続けています。

ビオチンは、髪・肌・爪などにも良いらしいので、美容目的で続けるつもりです。

まとめ

以上、汗疱の治療法として、私が試したビオチン療法の体験記でした。

(これは、あくまで、私個人の体験談です。病気の原因や治療法はそれぞれ違うので、お医者様に相談して、治療してくださいね。)

次は、軟膏などその他効果があったと思うものについて、まとめてみたいと思います。

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